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青森県立美術館(仮称) 設計競技応募案 2000 青森県青森市 |
わたしたちの提案する青森県立美術館は、「縄文」のプリミティブな力強さと、「青森」の厳しい風土、更には美術館の廻りの「森(自然)」を通して、美術館というアーキタイプを現代の生活の中に捉え直そうとするものです。今日のわたしたちの生活は、あらゆる事象に対してのアクセスの一般化、それと平行してあらゆる事象の極端な専門化、細分化という状況が加速度的に進んでいます。このような状況の中、美術館に対するニーズも専門化と一般化という両極端な現象が同時進行するものと考えられます。わたしたちが提案する美術館は、従来機能である展示、収蔵機能のさらなる充実とそれにともなう空間の専有化、そして今後美術館の主要な機能となるであろう、創造・研究・サービス部門への自由なアクセスとそれにともなう空間の開放化をそれぞれ先鋭化するものです。これらを実現するために、「縄文」、「青森」、そして「森」がもつプリミティブなエネルギーが有効にはたらくと考えました。例えば、竪穴式住居にみられる「地面を掘り、構造物を持ち上げる」という力強さ、青森という厳しい風土下における建物の「覆いとしての初源性」、そして森がもつ「空気の一体感、空間の無限性、落ち着き」などが建物を組み立てる手がかりとなりました。わたしたちは、この青森の地から初めて生まれる、現代の身体感覚に基づいた新しいタイプの美術館を提案いたします。 (応募案説明書より抜粋) |


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