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hairsalon S 大分市 2002.10〜 2003年4月完成 美容院 鉄骨造2階建て 120m2 設計監理: 意匠:塩塚隆生アトリエ 構造:大賀成典 設備:河野設備設計室 照明:TLヤマギワ 施工:ナカノス建設 ▼SHOP info 美容室 「STYLE」 大分市田尻 スーパー・サンライフ前 tel*097-542-2214 OPEN*10:00-21:00 月曜休 |
![]() ![]() photo 市川かおり サバーバン ヘアサロン suburban hairsalon 郊外・戸建型店舗を展開しているヘアサロンの計画です。人口の多い郊外住宅地の最寄りで比較的余 裕のある敷地面積を確保できる地域を対象に、質の高いサービスを提供することを展 開のコンセプトにしています。そのため、出店毎にその地域、環境、客層にあったデ ザインコンセプトを確立し、トータルイメージから店名まで毎回異なるヘアサロンを つくることになります。 設計段階で我々に提示されるイメージはかなり具体的なものです。ヘアサロンのオ ペレーション上必要な動線計画やセットイス、シャンプーイスの数、家具の大きさな どはもちろんのこと、建物及び駐車場の位置、人・車の動線、駐車台数、建物の巾と ファサードの表面積及びファサードのイメージ、植栽の種類と位置、内外装のイメー ジなど多数の要素がその対象となります。 しかしながら彼らが実現したいのは「これらの条件を満たしたヘアサロン」ではな いはずです。必要なのは、これらの与件を通して得られるはずの「心地よい空間」だ と考えます。提示されるイメージはその実現のためのひとつの手だてにすぎない。クライアントサイドの要望は、実 現はさせるが計画の拠り所にはならない。ではどうするのか?結局のところその拠り 所となるのは、オーナーが感じた、この場所がもつ「心地よさという感覚」ではないか。 郊外人口の増加であったり、ショッピングタウンの傍らといったマーケット的な視点 を取り除いても残るモノ。我々がするべきことはこの場所を選ばせた心地よさの感覚 を顕在化させることにあると考えました。 まず、少ない投資で最大のフレームをつくる。バックヤードスペースを天井から吊り下げ、 接地レベルを全てワンルームのスペースにあてる。スペースには柱を無くし、正面と奥の ファサードをガラスとすることでトンネル状のフリースペースをつくる。ヘアサロンのオペ レーションは家具によって決まる。あとは屋根の傾斜を操作し天井高さに変化を 持たせた。親密感のあるスペースと開放感のあるスペースをスケールの変化で生みだし、 心地よさをつくりこんでいく。そのフレームにオーナーがイメージした色と素材を張り付けていく。 微妙な色合いや素材の組み合わせはこちら側で調整する。 ここで唯一われわれが主体的に採った手法は、トンネル状のスペースによって、奥 行きのある敷地の特性を視覚化させることでした。ヘアサロンにおける、郊外・戸建 型の特性は、これまで集客が見込める市街地の中ではビルインであったり、建物に囲 まれた環境の中で展開されてきたヘアサロンが、エクステリアを計画の対象として扱 えるようになることです。つまり、従来のヘアサロンのインテリアをエクステリアま で引き延ばすことで、これまでのヘアサロンと一線を画すことができる。敷地の奥行 きの視覚化は、へアサロンの余裕、贅沢感をもたらし、心地よさの感覚を顕在化させ るひとつの手だてだと考えています。 |


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